・汚れを落としきれいにする →時計の表面やベルトの汚れはきれいにしてください。 　買取で一番大切なのが時計の状態です。 　汚れが多いものと少ないものでは、汚れが少ないほうがおのずと買取価格も上がります。 　そのため、汚れは落としてから査定の依頼をおこないましょう。 　傷付けないためにも、クロスで表面をふいたり、ブロワーでほこりを取り除いたりするだけで十分汚れは落ちます。 　革ベルトの汚れは、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で揉み洗いし、水で流し風通しのいい日陰で乾かしましょう。（完全に乾くまで2日ほどかかります。　 　金属ベルトの場合は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で洗う際に隙間は歯ブラシを使って洗いましょう。 　洗い終わったら水で流し、乾いた布で水分を拭き取りましょう。 ・付属品をつける →時計購入時の付属品は、残っているものがあればすべて用意してください。 　時計の入っていた箱、保証書、サイズ調整の際に余ったコマ、替えベルトがあれば買取価格が上がりやすいです。 ・メンテナンス・修理の証明書を用意する →オーバーホールや修理を過去に受けたことがある方は、受けた際の明細や証明書も用意をしましょう。 　オーバーホールとは、内部のパーツを分解して掃除や調整をおこなうことです。 　時計は、非常に繊細な機械であり不具合が生じやすい為、4年から5年に1回の頻度でオーバーホールを受けることが推奨されています。 　しかし、オーバーホールは買取前に必ずしも受ける必要はありません。 　オーバーホールにより上昇する買取価格よりも、オーバーホールを受ける料金のほうが高くなってしまうことがあるからです。 　無理に、オーバーホールや修理を受けなくても良いですが、過去にオーバーホールや修理の明細や証明書がある場合のみ、明細があると良いでしょう。 ・劣化する前に買取に出す →時計は、精密機械のため保管の方法によっては経年劣化が起こります。 　ですので、劣化する前に早めに査定へ出すことをおすすめいたします。 　高温多湿の場所に置かない、直射日光が当たる場所に置かない、磁気が発生するものの近くに置かない、乾燥材の近くに置かないなど、保管する場合は注意が必要です。 　クオーツ時計は、電池が切れて止まってしまっている状態では内部で液漏れを起こし故障することがあります。 　買取に出す予定がある時計は、電池交換を済ませた状態にしておきましょう。